うつ病と人格障害の症状の違いについて

うつ病は抑うつ状態が継続して続く症状のことを言いますが、この抑うつ状態というものはうつ病だけの症状ではありません。

人格障害と呼ばれる障害がありますが、人格障害と呼ばれている人たちも抑うつ症状になりやすい傾向があります。

ただ、人格障害とうつ病は違う疾患というか症状になっています。なぜなら、人格障害の人が抑うつになることはあっても、うつ病の人のように、ずっと継続しているというよりは、波がもう少しあるようです。

どっちかというと自分の思い通りにならないと抑うつになったり、かなり自己中心的なものの見方でそうなるケースが多いようですが、うつ病の方はどちらかというとこれとは逆の傾向があるようです。

うつ病の方は脳内物質の影響が考えられますが、人格障害の方は、脳内物質の関係については言われていませんので、原因はまだ分かっていません。

しかしながら、最近多くなりつつある新型うつ病と言われる症状には、人格障害と似ている部分があります。もしかしたら新型うつ病とは、うつ病という診断の枠ではないのかもしれません。

隠れ人格障害とかみたいなものなのでしょうか。

精神科なのでここら辺の診断の基準とか、病状の分け方というものは本当に難しいと思います。仮に新型うつ病だったり、人格障害にも関わらずうつ病の治療を行っているとしたら、結果的に言って効果はあまりないと思います。

境界性人格障害の症状など